『ビビッとググッと展』
6期生 自主企画展(2025)
この「ビビッとググッと展」では、表現開発ゼミの6期生、
そしてゼミの教員を含めた計11人が“自分のフェチ”をテーマに
自分だけが持つ表現を落とし込んだ作品展示会となっております。
「自分のフェチとは何なのか」
「自分は何に惹かれるのか」
「自分はなぜそれに惹かれるのか」
表現開発ゼミの11人が、自分のフェチと向き合い、
さまざまな角度から考え抜いて滲み出た“フェチ”には、
人間の根源的な衝動を体感することができます。
その”フェチ”を落とし込んだ作品は、
決して世界中全ての人が共感できるものではないかもしれません。
しかし作家それぞれが偽りなく魅了された“それ”には、
世界中の誰が共感しても不思議ではないのです。
この展示にお越しくださった皆様の中には、
「自分のフェチは間違いなくこれなのだ!」という人もいれば、
「自分にとってフェチってなんだ?」という人もいると思います。
好きなものに出会った瞬間の“ビビッと”
好きなものを噛み締める時間である“ググッと”
その“ビビッとググッと”の先にフェチはあるのです。
展示を見ているなかで、フェチが溢れ出てきた方や、
フェチについて考えてみたくなった方は、
会場にいる表現開発ゼミの11人に話しかけてみてください。
展示会の中にある体験型ワークにも、あなたの埋もれたフェチに
刺激を与えるものになっているので、ぜひご参加ください。
最後に“フェチ”というものは、
必ずしも言葉にすることができなかったり、
作品としてうまく表現することができなかったりします。
しかしそれは、好きが中途半端であるということではありません。
「あなたはなぜそれを好きなんですか?」と聞かれても、
「だって好きなんだもん」としか言葉にすることができない、
そういうものにこそ、
大切にすべきあなたの“フェチ”はあるのかもしれません。
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※ 展示内「ごあいさつボード」より文章を抜粋