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字駄楽
髙橋 愛理
突然ですが、 あなたがふとしてしまう行為はありますか?
私は好きな形の字を書いたり、今まで書いたことないなと思う字を書いてみたり。
目の前に見える字や頭に思い浮かんだ字を、紙に丁寧に書くという行為をしてしまいます。
”字だけの落書き”と言い換えてもいいでしょう。
とめ ・ はね・はらい、 線の長さ、全体のバランス。それらが綺麗にハマったときの気持ち良さがあるんです。
『目の前の「茶」って字、普段見ることはあっても書く機会ないし丁寧に書いてみたい』
『ここの生産地の名前は画数多いし書いたら楽しそう』
『…うん、なかなかいい形に書けたな』
『何かの最中に落書きしてるなんて本当は良くないしダメだけど』
『でも、やってしまうものだし何故か楽しくてやめられない』
これはある意味”自堕落”で、”字駄楽”してる。
理解されなくてもいいんです。
ただ、 これだけ。
自分にとって良いと思えるものを大切に。
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