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の、間。
山内 晴奈
とは、ものとものに挟まれたところ。すきま、へだたり。続きの物事に生じたとぎれ。
間は私に新しい世界を見せてくれる。
ワクワクする好奇心が湧く、そんな時に常に世界と私、2つの物の間に何かが存在している。
それは、新しい世界の1部を切り取ってくれるようなものだったり、それはその世界を理解するためのものだったり、それはあの世界に到着するまでのつなぎだったりもする。
間が存在すると言う事は、別の世界が存在するという証明であり、間と言う存在が私をワクワクさせるのだ。
隔たりがあるから、知りたいと思う気持ちが生まれるのではないか。
隔たりがあることによって、私の世界と外の世界の差が生まれるからこそ、ワクワクする。トンネルの向こうはなんだろうなぁ。マリオのドカンとかね。
私は写真でいいなぁと思った瞬間を収めることが多くあります。今回の卒業制作ではその日々のいいなぁと思った点を集めた別の世界を作ろうと思っていました。しかしながら、制作を進めていく中で、自分の中で新しい形に解釈すると言うよりかは、なぜその瞬間が良いと思ったのか、何のおかげで自分はワクワクするのかと言う点を考えている方がワクワクしていて、そのワクワク達を集める事にしました。それが、間だったのです。
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