top of page

盲目の傍観者

藤沢ことり

物語を書きたい。
それが私の小説執筆の原動力だった。
二次創作をきっかけに筆を持つようになり、一人書き続けた。けれど、私の想いを描き切るには何かが足りない。
そこで、私は卒業制作としてオリジナル小説を執筆することにした。
自分の持てる筆力の最大火力を出し、培ってきた「好き」を発揮する。
複雑な伏線やトリック、キャラクターの思想、動機。自分の「好き」を詰め込んで生まれたキャラクターたちを、自分の作り上げた舞台に立たせる。あとは彼らに動いてもらうだけ。
そうして紡がれた一編の物語は、私が今までに積み上げてきた己の「理想」と合致した。
幼い頃から空想に耽り、そして形として残した今、私はとても満足している。
そしてそれが誰かの琴線に触れることができたのなら、それほど喜ばしいことはない。

©2019 by 表現開発ゼミ(デジタルハリウッド大学)

bottom of page