旅する雑貨
田村 大智
あらすじ:学生時代から同じ雑貨屋で働き続ける“佐伯美咲”。流行のぬいぐるみ“チュチュ”が店にやってくる、店も人も変わっていく中、ひとつだけ売れ残っていたネックレスが、思わぬ出会いを呼び寄せる。ネックレスを手にした客・黒川の語る 『自分の人生の物語』に触れ、佐伯は、 自分だけ止まっていると思い込んでいた時間の外側に、他者が生きてきた景色の広さが確かにあることに気づいていく。些繍な雑貨が行き交う小さな店で、 静かに心が動き出す物語。