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東銀河3丁目
大木彪鉄
「限りなく個人的な出来事は、意外にも普遍的な共感を生む」をテーマに、24コマの日常漫画に切り取った。
日常は、些細で曖昧な毎日で出来ていて、人生の大半はそれである。
そんな忘れてしまうかもしれない毎日には、繊細な暖かさがあってその 空気をできるだけ逃さないように漫画に落とし込んだ。
日常の小さい出来事を忘れてしまったあなたへ、この漫画を読んで欲しい。
愛でるべき日常の出来事は、あなたの毎日にあるのだから。
<優秀賞|教員コメント>
コスパとタイパ、忙しない日常。現代人にとって重要な価値は「より速く、多く、遠く」となり、目の前の日常は無価値なものに成り下がりました。ですが、私たちの日常の大半が、いつか無価値だと切り捨てた景色で成り立っています。
私たちが死ぬそのとき、思い出すのは、過激な非日常ではなく”ささやかな日常”なはず。そう述べる作者は、異世界を借りて、私たちがふだん見過ごしてきた日常をたおやかに描きます。派手じゃないけど、なぜか忘れられないこと。小さなことでも、自分にとっては大切なこと。非合理的で情けなくて、だからこそ愛おしい宇宙人たちの姿は、そのまま私たちと重なり、思い出をふるわせて、気づけば家族や友人に会いたくなる。日常のかけがえのなさという、表現で伝えることが最も難しい領域にチャレンジした本作は、日常で思わずつまずきたくなる段差を提出しています。
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