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Exploration
瀬田 龍太郎
私の関心はいつも宇宙(そら)にあった。
青い空の遥か向こうにある無数の星々と、そこにあるだろう可能性の数々に見惚れていた。日中の淡い色をした空にうっすらと浮かぶ月を見つけては地表の細かな模様を観察した。当然模様はよく見えないがそれは全く構わなくて、自分にだけ見えるそこの景色が重要だった。灰色の地表に立ち並ぶ居住施設は太陽の光に照らされて荒い大地をはっきりとした白黒に分つだろう。人々は月を港として船出に利用し行く先々の星を調べ、歩み、開拓し、さらなる旅に利用する。こういった妄想は地に足つかないものだが、それでも私がずっと愛してきた大切な価値観だ。
未知と可能性にあふれる世界の一部をあなたに届けたい。
これらは私が心に描きひたすらに愛する宇宙の一部でもある。
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