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阿部未季

発券所

「故郷」の創造/再定義
理解しない「美しさ」や「心地良さ」

故郷とは、可変的な性質があると考えています。 

私自身、「生まれた場所」としての生来の故郷が嫌いなので、だったら気に入るものを作ってしまいたい、気に入る場所に出会いに行きたいというのが制作の動機です。 

これは、故郷が嫌い、忘れたい、捨てた、失った/転勤族で故郷が曖昧/二重国籍/アイデンティティがバラバラだったり…

ここ!と言える場所が無い人の為の発券所です。

新たな故郷に出会うため、まだ見ぬ故郷に出会うため、

あなたの故郷までの旅のチケットを発行します。

このテーマについては、人生で一度は制作しておきたいと思っていたものです。卒業制作でこのテーマ、そして表現について深く考え制作に取り組めたので、非常に満足しました。

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