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1期生 卒業制作

このゼミでは、内省を見つめなおし、課題解決に取り組んだ。

最初に、下地作りだ。自分の内面を打ち明け、今まで芯としてきた部分を見つめ直し、好きなこと、苦手なもの、なぜ好きなのか、なぜ苦手なのかを考えることから始め、次に他人がいる。他の考え方があるということを認めることがスタート地点だった。この「それぞれ違った考えを持つ」ことを認めることで、誰にでも居場所のある空間が出来る。つまり、内省を見つめなおし、他者の存在を認識することで、自分にとっても他人にとっても居心地のいいゼミになったのだ。

下地が整ったところで、課題解決だ。

社会の問題点を見つけ、グループに別れ解決案を模索する。今までの経験は人により異なり、違った観点からの考えが絶えない。例えば、他の人の考えがあるということを最初に認め合っているので、誰かの発言に否定から入るのではなく、受け止め、考え、その後に自分の意見を出すというスムーズなやり取りが出来ていた。意見を出すのを恐れることが無く、気軽に自由に考えを場に出すことが出来た。

これはコミニュケーションにおける、大事なポイントである。

湧き出た意見を腐らせるのではなく、ぶつけ、また違った角度から意見をもらう。そしてその意見を取り入れ、より柔らかい意見を自分の中で練る。どの角度からでも意見が出てくるため、偏ることなく、死角からの意見で衝撃を受ける。自分という枠だけでなく、その枠をまたぐ自由さがあった。

この卒業制作展では、培ってきた自由さ、その中で見つけた手放せないもの、その全てを使い、自身で見つけた課題に対してそれぞれの手法で取り組んできた。多種多様なジャンルの作品をご覧あれ。見終わった後で、きっとこう思うだろう。

 

コミュニケーションデザインゼミは自由である。

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