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地面にて

大木彪鉄

人が日常を過ごしていく中で、

下に目をやると、そこには必ず”地面”がある。

 

そんな地面の上に紙を敷き、黒鉛で擦り、写しとってみた。

 

そこには、目に見える傷や凹みだけでなく、

どんな人が歩いたのか、

どんな日常の下にあったのか、

どんな表情をしているのか。

 

この作品は、

紙に写しとった地面と、

ぼくの言葉が添えてある。

 

しかしそれは、
一人の人間が感じ、

表出した言葉にすぎない。

 

この作品を通して生まれる言葉は、人の数ある。

いや、うまく言葉にできないかもしれない。

しかし、感じることはきっと出来る。

 

地面からみた、人々の日常を感じてください。

そして、あなたの”それ”を大切に。

©2020 by 表現開発ゼミ(デジタルハリウッド大学)

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